11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政
2012年4月27日(金)9:00

「廃止もったいない」/バイオ施設

県商工労働部平良部長 市に積極活用促す



平良県商工労働部長(右奧)が長濱副市長(左)にバイオエタノール製造施設の管理運営に関与するよう求めた=25日、市平良庁舎

平良県商工労働部長(右奧)が長濱副市長(左)にバイオエタノール製造施設の管理運営に関与するよう求めた=25日、市平良庁舎

 昨年度まで環境省の実証実験施設として建設され運営されていたバイオエタノール製造施設の今後の運営について、県商工労働部の平良敏昭部長は25日、市平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、同施設の管理運営に宮古島市が積極的に関わるよう求めた。





 同施設は昨年度の実証段階まで、りゅうせきが国の助成を受けながら、廃糖みつを利用したバイオエタノールの燃料化試験を進めていたが、昨年度末で実証試験の事業が終了したことから、今後の施設運用とバイオエタノールの普及販売が課題となっている。


 平良部長は同日、市下地の同製造施設を見学したほか、来間島に設置されたソーラーパネルなどの視察を行った。


 長濱副市長との面談で、平良部長は「40億円以上ものお金を費やした施設を実証試験終了とともに廃止するのはもったいない」と述べ、エコアイランド構想を持つ市に対して、同施設の活用に関与するよう促した。


 これに長濱副市長は「製造原価が割高であることが証明され、施設運営や製品流通に莫大なコストがかかる」と述べ、市としては慎重に対応したい趣旨を告げた。


 平良部長からは、市に交付される沖縄振興一括交付金の一部を活用し、同施設の運用とバイオエタノール事業を進めることなどの提案があったが、長濱副市長は同事業に対して慎重にならざるを得ないことを説明し、「国や県の今後の構想を聞きながら、市の対応を考えていきたい」と述べるにとどめた。


 また、同面談席では今年度、宮古島市で予定されている天然ガス試掘について、予算的に2本試掘するのが難しいことから、試掘地を慎重に選定した上で、約2000~2500㍍まで深掘りすることなどを平良部長が説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!