根間昌清さん(平良下里)が特選
九州・沖縄地区 「俳句四季」読者投句で
俳句の雑誌「俳句四季」(東京四季出版)の読者投句で根間昌清さん(76)=宮古島市平良下里=の作品「席題を詠まんと黙す初句会」が九州・沖縄地区(神尾久美子選)の特選に選ばれた。年始めの初句会の様子を詠んだもので、根間さんは「特選は夢にも思っていなかった」と喜んでいる。
俳句を始めて8年になる根間さんは、過去の読者投句でも佳作や秀逸を受賞しているほか、2007年には「差羽舞ふ宮古島市の夜明けかな」で第2回角川全国俳句大賞の準賞に輝いている。
04年に俳句愛好家でつくる「ゆいみなぁ俳句会」(上地照子会長、会員17人)に入会。月に一度、俳句仲間たちと一緒に宮古島の自然や風景などを五、七、五の中で豊かに表現している。
今回特選に選ばれた作品は「新年を迎え初めての句会に参加し、部屋がシーンと静まりかえっている中で、席題に没頭している様子を書いた」(根間さん)
俳句仲間たちからも祝福の声が寄せられている。「ゆいみなぁ俳句会」の上地会長は「会員の励みと誇り。私たちももっともっと勉強しなければいけないという気持ちになった」と話した。
根間さんの作品は「俳句四季」5月号に掲載されている。