あま~い黒糖いかが!/空港で消費拡大キャンペーン
観光客らに無料配布
県宮古農林水産振興センターは5日、宮古空港で黒糖の消費拡大キャンペーンを実施した。東京・羽田空港から到着した観光客らに黒糖を無料配布し、ミネラル分を多く含んだ黒糖の良さ、おいしさをアピールした。観光客らは試食用の黒糖をほお張りながら舌鼓を打ち、「甘い」「おいしい」と評価、地元の特産品を味わった。
県は5月10日を「黒糖の日」に制定。今年はこの日を境に県内各地で消費拡大キャンペーンが行われたが、宮古地区では夏場の観光シーズンに合わせて今の時期に実施した。
空港では、同センターや製糖工場の職員らが到着ロビーで黒糖をアピール。訪れる観光客に1袋300㌘の黒糖と料理レシピなどを無料で配布した。
初めて黒糖を食べた観光客らは「とても甘くておいしい」などと評価。子どもたちも黒糖をおいしそうにほおばり笑顔を見せた。
同センターの砂川正幸センター長は、県産黒糖の消費低迷に触れた上で「消費を拡大することが大切。それが黒糖を造る製糖工場の存続にもつながる。黒糖の良さを知ってもらうためにもキャンペーンを継続したい」などと話し、黒糖の消費拡大に意欲を示した。
宮古製糖の奥平政彦常務は「黒糖は自然食品でミネラル分を多く含んでおり、健康食品としても注目を集めている。本土の皆さんにも黒糖の味を知ってほしい」と話し、黒糖の消費拡大を期待した。