新ごみ処理施設の計画を変更/市都計課
総面積2万6300平方㍍に
市都市計画課は1日、新ごみ処理場の都市計画変更に係る住民説明会を平良港ターミナルビルで催した。新たに整備されるごみ焼却場(一般廃棄物処理施設)は、従来の約5000平方㍍から2万1300平方㍍増え、約2万6300平方㍍の施設総面積となる。市では今月12日に同施設の環境影響評価(環境アセスメント)の公告縦覧に関する住民説明会を開き、約1カ月間、環境アセス準備書の縦覧を行い、住民意見を集約する。
新ごみ処理施設の建設予定地は当初、現在の市クリーンセンター西側に計画していたが、当初計画の土壌調査などから、ダイオキシン等の有害物質が検出されたため、当初計画を変更し、現在の施設を含む東側区域を建設地に選定した。
変更後の計画では、し尿処理施設上原苑は、新施設の中に併合されて整備されるため、現在の約7500平方㍍は都市計画上、廃止されることになる。
新ごみ処理施設の建設は今後、環境アセス等の住民意見の集約を行った後、環境アセス評価書をとりまとめ、今年11~12月をめどに県との協議に入る。
市は今年3月、同施設近隣住民で組織する保里二区自治会とも新処理施設の建設に伴う安全対策および地域振興に関する基本協定書を締結。建設に反対する住民との合意を取り交わした。
新ごみ処理施設の廃棄物処理能力は1日(16時間稼働)あたり63㌧。資源ごみなどの処理施設や展示室、視聴覚室などを設置するリサイクルプラザも併設する予定だ。
市は12年度当初予算に同建設事業費として10億3900万円を計上。県との協議を終えた上で、焼却炉棟やプラントなどの実施設計に入る予定で計画を進めている。供用開始は15年度を目指す。