GW最終日を満喫/海辺でBBQ、潮干狩り
家族と絆、仲間と交流
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、宮古島地方は好天に恵まれ、島内の各行楽地は大勢の家族連れや観光客でにぎわった。この日は旧暦15、16日の大潮が重なり、海辺はバーベキュー(BBQ)を楽しむグループに加え、海岸に現れたリーフなどで潮干狩りを楽しむ人たちの姿がみられた。また、宮古青少年の家では体験キャンプなどの催しが開かれ、各地はGWの楽しい催しが繰り広げられていた。
バーベキュー
大型連休最終日の6日、平良のパイナガマビーチでは家族や仲間たちと一緒にバーベキューを楽しむ光景が見られた。青空が広がり、周囲には焼き肉の香ばしさがただよう中で絆や交流を深めた。
このうち、宮古島商工会議所青年部は家族連れら約50人が参加。肉類のほかマグロ、宮古そばなどのバーベキュー用の食材をたっぷりと準備し、男性たちが手際よく焼き上げて振る舞った。
参加者は「バーベキューを通しての交流は楽しい。あすからの仕事も頑張りたい」と笑顔だった。
シーカヤック
宮古青少年の家(安慶田昌宏所長)主催のファミリーキャンプが5、6の両日、同少年の家と高野漁港で行われた。家族13組、総勢53人が参加。メーンプログラムの一つ、シーカヤック体験では親子が息の合ったかいさばきで歓声を上げた。
キャンプという共通の生活体験をする中で、家族で触れ合い、他家族との交流を通して学び合う機会を提供することなどが目的。
初日の開講式で、安慶田所長は「いろいろなプログラムの体験を通して家族の絆を深めてください。すてきな体験にしてほしい」と激励した。
代表して伊良部から家族5人で参加した伊良皆紀寿さん(32)が「楽しい思い出になるよう家族で過ごしたい」と宣誓した。
この後、野外テントを設営。プラ板クラフト、親子ドッジボールで交流を深めた。野外炊飯では手作り料理に舌鼓を打った。夜間ハイク後、テントの中で一夜を過ごした。
好天に恵まれた6日は平良の高野漁港に移動。体操で体をほぐした後、ライフジャケットを着てシーカヤックに乗り込んだ。親子で快走し、シーカヤックの醍醐味を満喫した。
水上バイク試乗、スイカ割り大会も行われ、親子の笑顔と歓声が広がった。
閉講式で伊良皆さんは「親子で楽しく触れ合い、とても楽しかった。家族の貴重な思い出になった」と感想を話した。
潮干狩り
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、大潮の干潮でリーフが海上に顔を出した。この日は最高気温が27・3度で風も弱く、絶好の潮干狩り日和となった。観光客や家族連れが潮干狩りを楽しんだ。
池間島の西、イラビジには正午ごろから、家族連れや地元の人たちが続々と集まり、リーフの上をゆっくりと歩き、潮だまりやサンゴの下をのぞきながら、魚介類を探した。
鮮やかな青色の小魚を見つけ子どもたちは「きれい」と歓声を挙げていた。
家族や仲間と潮干狩りに来ていた大浦優太郎さん(27)=平良西里=は「普段は余り来ないが、仲間につられてついて来た。7日からは仕事なので、きょうはゆっくり楽しみたい」とバーベキューの準備をしながらGW最終日を友人や家族と楽しんでいた。
池間島に住む安慶田浩二さん(76)は「海には毎日来る。潮が良ければ夜でも来るよ」と足早にリーフに向かって行った。