社会・全般
2010年8月4日(水)18:55
園内にバス停設置を/南静園 入園者自治会が市長に協力要請
宮古南静園入園者自治会の宮里光雄会長と同園の田口幸義事務長は3日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、路線バスの園内への乗り入れと停留所設置をバス会社に要請していることを説明、市の協力を要請した。
現在、南静園の前を通る路線バスとしては、八千代バスが平良と狩俣を結ぶ路線を運行していて、「南静園」バス停は同園敷地入口近くに設置されている。宮里会長と同園の田村謙二園長は、そのバス停を園内に移動させるよう7月29日に八千代バスへ文書で要請した。
宮里会長は「園からバス停までは急な坂道で、高齢の入所者は上がって行くのが大変との話も聞く。ハンセン病を取り巻く状況も大きく変わっているので、ぜひ実現させたい」と状況を説明し、全面的な協力を要請する依頼書を手渡した。
下地市長は「市としても、バス会社と話をしてみたい」との考えを示した。
同園と入居者自治会は、同様の要請を平良市時代にも一度、実施したが、「赤字路線であり、路線を延ばすことは難しい」との回答を受けていた。