11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政 環境・エコ
2012年5月15日(火)9:00

排ガスの自主規制値設定/宮古島市

新ごみ処理施設整備で/環境評価書を住民説明


新ごみ処理施設整備に向け環境影響評価準備書の概要が説明された=12日、平良港ターミナルビル

新ごみ処理施設整備に向け環境影響評価準備書の概要が説明された=12日、平良港ターミナルビル

 宮古島市は、新ごみ処理施設整備に向けて作成した環境影響評価準備書の概要を12日、住民に説明した。調査は現施設の周辺で2010年1月から1年間、大気や水環境などの19項目について実施。その結果、工事中や新施設完成後の予測値がすべての項目で国の基準などを下回ったと報告した。新施設の排ガスについては、規制基準値よりかなり低い「自主基準値」を設けたことを明らかにした。


 ダイオキシン類の自主規制値は、規制基準値の1ナノ㌘(10億分の1㌘)の10分の1の0・1ナノ㌘に設定した。

 臭気対策は、収集したすべてのごみを外に置かずに建物内に格納し、建物内の空気は焼却炉に燃焼用空気として吸い込み、外に漏れないようにする対応を取る。

 地下水の水質対策では①雨水は浸透池に導水して地下浸透②プラント排水は処理して再利用③生活雑排水は下水道に放水-などを示した。

 参加者の一人は「ごみ処理施設の影響は、近くの添道水源が受けると思うが、水質は年月をかけて調べたのか」と質問。当局は「近くの水源はニャーツと添道について、1年間調査されている」と答えた。

 新施設の建設は、現施設が築30年以上経過して老朽化が著しく、処理能力が低下し、故障も頻繁に起きて財政を圧迫していることから、急がれる課題となっている。

 市は現在、広告・縦覧をさせている環境影響評価準備書に、住民の意見を添えて知事に提出し、知事の意見があれば、取り入れて評価書を完成させる。

 主要施設は、ごみ焼却施設やリサイクルセンター棟(工場棟)、同(プラザ棟)-を建設する。

 新ごみ焼却施設は、2015年度中頃の供用開始を目指している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!