産業・経済
2012年5月18日(金)9:00
地元会員に優先発注を/県建設業協宮古支部
当間県土建部長に要請
【那覇支社】県建設業協会宮古支部(豊見山景順支部長)は16日、県庁に当間清勝土木建築部長を訪ね、2012年度に県が発注する公共工事の早期発注と同宮古支部会員の優先活用を求める要請を行った。
要請では建設業を取り巻く環境が、国の財政改革などによる公共事業の削減などで、厳しい状況にあり、財政依存型の典型的な宮古圏域経済の建設不況は、間接的に諸産業の衰退にもつながりかねないとして、公共工事の早期発注と地元事業者の活用を求めた。
要請書を受け取った当間部長は、県土建部の予算が昨年度に比べ約10%減ったことに触れた上で、「可能な限り分離分割発注を行って地元事業者を活用していきたい」と述べ、今年度上半期の予算執行率を76%に設定していることなどを説明した。
要請団一行はこのほか県病院事業局、県農林水産部でも同内容の要請を行った。