駐車場の有料化始まる/宮古空港
混乱なく円滑スタート/長時間駐車車両が減少
宮古空港駐車場の有料化が2日、スタートした。初日は大きな混乱もなく、スムーズな有料化開始となった。県管理の離島空港で駐車場の有料化は宮古空港が初めて。駐車場内は有料化前に比べ長時間駐車車両が減り、多くの空きスペースが確保された。以前のように駐車場所を探すという利用者のストレスは解消され、初日から有料化の効果が現れた。
空きスペース確保
有料化に伴い、空港駐車場入口には発券機1機、出口に精算機2機が設置され、利用者は入り口で駐車券を受け取り、出口で精算機に駐車券と駐車時間に応じた金額を投入していた。
駐車料金は1時間以内100円で、1時間超2時間以内は200円など、1時間増すごとに100円が加算される。9時間超24時間以内は1000円となり、それ以降も1時間ごとに100円加算、33時間超48時間以内は2000円。48時間を超える場合も同様に加算されていく。
有料化後は、午後10時~午前7時の間は駐車場から車両を出すことができなくなる。また、自動2輪車は有料化の対象外。専用出入口の利用が必要。
宮古空港管理事務所によると初日は、精算の仕方がわからなかった40代の女性が精算機のお札投入口に硬貨を入れようとしたトラブルくらいで、大きな混乱はなかった。
しかし、先月の試験運用期間中も発券機の位置が高く、車高の低い車では駐車券が取りづらいとの声があり、この日も車を降りて駐車券を取る利用者の姿も見られた。
同事務所によると、有料化前の午後5時ごろの駐車車両は約300台。有料化初日の午後5時現在の駐車車両は約160台。これまで駐車スペースを占領していた長時間駐車車両が有料化に伴い大幅に減り、初日から有料化の効果が出たと見ている。
有料化についての問い合わせは県空港課(電話098・866・2400)または宮古空港管理事務所(72・4127)まで。