グローバルな視点広がった/高校生島サミット
地元参加の3人、成果語る
高校生太平洋・島サミットに地元宮古島市から3人の高校生が参加した。国内外の同世代の高校生と水問題の解決に向けて意見を交わし、各国首脳に提言を行った。
3人は、深刻化する世界の水問題を自国の問題として捉えるなど「グローバルな視点が広がった」と感想を述べた。「今回の経験を通して進路や職業選択に生かしたい」とそれぞれ抱負を語った。
参加した本土の高校生たちの英語力の高さや知識の豊富さに驚いたという砂川裕磨君(宮高3年)は「今後は参加したことをきっかけにして、グローバルな視点で国際交流に積極的に参加していきたい」と成果を語った。
比嘉菜摘さん(同高3年)は「水問題は自国だけで解決を図るのではなく、世界規模で捉えていかなければ本当の意味での解決策にはならない」との思いを討論を通して実感。太平洋島しょ国の国々が深刻な水問題を抱えていることを知り「自分のことばかり考えていたらだめだと感じた」
粟國裕貴君(同高2年)は「達成感が大きく、視野が広がった」と笑顔。宮古島は地下水に頼り生活していることから、討論では、宮古島と同じ考えや違う考えもありそれぞれに共感できたという。「今回経験したことを今後の進路選択へ柔軟性を持った発想で生かしていきたい」と決意を話した。