広げよう地域に根ざした思いやり/宮古島市民生委員・児童委員協議会
119人、市民の身近なパートナー
5月は「民生委員・児童委員」月間。「広げよう地域に根ざした思いやり」を標語に12日を「民生委員・児童委員」の日とし、18日までを活動強化週間とした。宮古島市民生委員児童委員協議会(仲里美智子会長)は、全島で広報パレードを行い、活動への関心と理解を求めた。同委員は厚生労働省から委託された歳までの市民で、福祉行政とのパイプ役として活動する。市社会福祉協議会の中に事務局があり、地域福祉係の嵩原安仁さんと漢那林さんが担当する。
顔の見える友愛訪問
【平良第一地区】
【平良第二地区】
4月の新入学生の交通安全指導に始まり、平一小学校の朝のあいさつ運動、交通安全見守りは年間を通した主な活動の一つ。公園の遊具点検、老人クラブ運動会や障がい者フェスティバルへの協力、児童館交流会、義援金配布など毎月の活動を通し、地域とつながる。宮里会長は「健康第一で常に明るく笑顔で、出会いを大切に地域の方たちから信頼される委員でありたいと願っている。お互い助け合い、ご近所パワーと見
守り活動に取り組んでいきたい」と話す。
【城辺地区】
5月は児童福祉週間に向けて、親子で豆腐づくりやンーヌイ(イモ団子)づくり、障がい者スポーツ大会への参加など。6月は独居老人のピクニック、7月は夏休みに向けて子どもの遊び場点検。9月は地域の敬老会、10月に身障者ピクニック、11月に、一人暮らし老人の激励会、12月に子どもや高齢者ともちつき大会。砂川会長は「城辺のお年寄りは元気、引きこもりは少ないし、生きいき教室を活用して生活を楽しんでいる。委員たちに対しては、自分の健康を守り、顔の見える活動を勧める」と話す。
【下地・上野地区】
下地地区の歴史のある高齢者見守り推進事業(1987年~)は、毎週第2・第4金曜日に約80世帯を8人の委員が手分けして巡回している。仲里会長は「65歳以上で引きこもりや独り暮らしなど見守りを必要とする高齢者にヤクルトを配布しながら声を掛ける安否確認でもある」と話す。また、ゴキブリ団子作りも特色の一つ。4月に作り、5月に高齢者世帯へ配布して喜ばれている。上野地区は6月に行われる高齢者ピクニックがメーンの行事で、大型バスで島内を巡り喜ばれている。
【伊良部地区】
1月の「一人暮らし老人激励会・新春の集い」でスタートし、農繁期の3月までは広報チラシ配布、4月の強化週間パレード、5月の宮古地区障がい者スポーツ大会参加、6月の地区障がい者ピクニック、7月に赤い羽根共同募金運動・街頭募金、8月に秋の交通安全運動の一環で各小中学校正門前であいさつ運動。12月に歳末助け合いチャリティーグラウンドゴルフ大会、ふれあい餅つき大会など。中村会長は「毎月第3水曜日が定例会。そこで地域の諸問題が出され、お互いの情報交換が行われる」と話す。