ボクシングミドル級 ジュリアン(宮総実2年)8強入り
きょうベスト4懸け対戦
【那覇支社】全国高校総体「美ら島沖縄総体2010」のボクシング競技は31日、豊見城高校で各級の試合を行った。ミドル級に出場した宮古総合実業高校2 年のジュリアン・ジョンソンは鹿児島代表の竹之内博行(鹿児島城西)を判定で破り、ベスト8に進出した。きょう4強入りを目指し北海道代表と対戦する。
ミドル級には26人が出場。2回戦から出場したジュリアンは1ラウンド、得意の右ストレートでダウンを奪い試合の主導権を握った。
2、3ラウンドは疲れからかガードが下がり、相手に攻め込まれ接近戦での撃ち合いとなったが、的確なパンチと手数の多さで判定勝ちした。
試合後、ジョンソンは「ガードが下がってしまい接近戦になってしまった。次はガードをしっかり上げ、自分の距離を保ちながらジャブを出したい」と話した。
「負けた仲間(バンタム級の知念大樹)のためにも頑張ろうと試合に臨んだ」とジョンソン。「初戦に勝てて良かった。残りの試合も全部勝ち、日本一になりたい」と語った。
会場には、宮古島から両親や親せきが応援に駆け付け、一進一退の攻防に大声援を送った。父親のロジャーさんは、「息子の試合を初めて見たがすごかった。あす(1日)もこの調子で頑張ってほしい」、母親のユキヨさんは「指導してくれた人たちに恵まれて、本当にありがたい。勝ち進んでほしい」と話した。
砂川泰聖監督の話 試合前に左ジャブで相手を絶対に内に入れないこと、基本に忠実にワンツージャブから右ストレートを中心に戦うよう指示した。何度か内に入られたので結果は辛めの70~80点の出来。次戦は、左を生かした攻めが出れば百点満点の試合ができる。