がん相談支援室設置/宮古病院
悩みや不安に対応
県立宮古病院(安谷屋正明院長)はこのほど、院内の1階に「がん相談支援室」を設置した。スタッフは医師2人、看護師3人、薬剤師1人、栄養士1人、事務担当1人の計8人。相談は予約制。毎週木曜日の午後2~4時まで、2人を定員に実施している。
がん相談支援室は、質の高いがん医療が全国のどこでも受けられることを目指す「がん対策推進基本計画」に基づいて設置した。
支援室は患者や家族を対象に、診断や治療、看護・ケア、薬剤・栄養について知りたいこと、医療費やがんに対する不安・悩みなどの相談を受ける。相談は地域連携室(電話72・3151、内線1129)を通して受け付ける。
ほかにがん治療の可能な病院や、緩和ケアの受けられる病院の紹介、在宅療養や福祉サービス、地域医療情報の提供、介護者の問題など、がん患者と家族を取り巻く環境全般に対応する。
同病院では「最近ではインターネットで、がんを始めさまざまな病気の情報を得られるようになったが、個別の事例においては、知りたいことが異なることもある。そのような時に、宮古病院のがん相談支援室の利用を」と呼び掛けている。