社会・全般
2012年6月5日(火)9:00
海の幸で笑顔の交流/在宮古多良間郷友会
伝統の「シャニツ」
在宮古多良間郷友会(渡久山春吉会長、会員約600人)のシャニツ(浜下り)が3日、平良の高野漁港で行われた。参加者らは、新鮮な海の幸のごちそうなどを食べながら笑顔で交流を深めた。
宮古島では、浜下りはサニツと呼ぶが、多良間ではシャニツと称する。
渡久山会長は「古里多良間では、旅から里帰りしたときはシャニツを催し、海産物で歓迎した。シャニツは不定期的で行われた」と説明した。
この日の役員と料理担当者らは、キハダマグロの刺身やグルクン(和名タカサゴ)の油揚げ、野菜天ぷらなどでもてなした。グルクンは前日に追い込み漁で水揚げしたもの。
参加者らは、互いに近況を語り合いながら健康増進や古里の情報を交換していた。