社会・全般
2012年6月7日(木)9:00
仲間勇栄氏をたたえる/林業学会賞
受賞、出版祝賀会催す
【那覇支社】宮古島市平良荷川取出身で、琉球大学農学部教授の仲間勇栄氏の林業経済学会賞受賞と出版祝賀会が1日、那覇市内のホテルで催された。仲間氏は2011年2月に出版した「増補改訂・沖縄林野制度利用史研究」(メディア・エキスプレス)を著し、第10回林業経済学会賞の学術賞を受賞した。
受賞、出版祝賀会は琉球大農学部林業政策学教室の在学生と卒業生らが主催した。来賓あいさつした県農林水産部の知念武部長は「森林、林業は地域の産業や経済を支え、環境を守る大変重要な役割を持つ。県の林野行政に対し、先生の意見を聞きながら進めたいと思うので、今後とも協力をお願いしたい」と述べた。
受賞の祝福を受けた仲間氏は「皆さんに祝ってもらい非常にうれしく感謝している。賞の重みをひしひしと感じている。定年まであと2冊の本を出し、定年後は山での人間の生活史を命の続く限りまとめたいと考えている」とあいさつした。