男子バレーが開幕/全国56校、堂々と入場行進
伊良部、きょう市立船橋と初戦
全国高校総合体育大会「美(ちゅ)ら島沖縄総体2010」男子バレーボール競技大会の開会式が30日夕、市総合体育館で開かれた。前年度の優勝校の大塚(大阪)を先頭に、全国の予選を勝ち上がった強豪チームが次々と入場。 最後に地元・伊良部の選手たちが登場すると、観客席からは大きな拍手が送られた。選手宣誓では開催地第1代表である西原の羽地朝哉主将が選手宣誓を行い健闘を誓った。
観覧席を埋め尽くすほどの観客が見守る中、行われた男子バレーボール競技大会の開会式。宮古高校吹奏楽部の演奏に合わせ入場した各校の選手たちは、緊張した面持ちながら力強い行進を見せた。
大会委員長を務める倉橋操全国高校体育連盟バレーボール専門部部長が開会を宣言。前年度優勝の大塚から優勝杯が返還され、レプリカが授与された。
歓迎のあいさつで下地敏彦市長は「全国からし烈な地区大会を勝ち抜き出場する選手の皆さんは、郷土の代表として、卓越した技能と、若さあふれるプレーを遺憾なく発揮して下さい」と選手を激励した。
会場地の高校生を代表して宮古高校の源河未来さんが「宮古島の緑の自然に囲まれ、熱い太陽に照らされながら、この島でしか流せない美しい汗を流してほしい。私たち地元高校生もできる限りサポートします」とあいさつ。選手を代表して次回、開催県である秋田県代表の雄物川の細川卓弥主将に、県内の高校生が美ら島総体のシンボルマークを彫った島ぞうりを贈呈した。
選手宣誓では西原の羽地主将が「全国の強豪を迎え、ともにプレーすることは誇りに思う。これまで支えてきてくれた多くの人に感謝し、日ごろの練習で培ってきた技やチームプレーを十二分に発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と力強く宣言した。
競技はきょう31日、市総合体育館や上野体育館、宮古工業、宮古総合実業、宮古高校の体育館で予選グループ戦と敗者復活戦を実施。伊良部は市総合体育館Bコートの第3試合(午前11時50分開始予定)で市立船橋(千葉)と対戦。勝てば決勝トーナメント進出が決まる。負けた場合、雄物川対鳥取工の敗者と同コート第6試合(午後3時20分開始予定)で予選突破を懸け敗者復活戦を戦うことになる。