飲酒運転検挙46件/6月現在宮古/3日に1件の割合
適量飲酒に認識低く「二日酔い運転」43%
宮古島署管内で今年6月6日までに交通三悪の一つ飲酒運転(酒気帯び、酒酔い)で検挙されたのは46件となり、前年同時期の33件に比べ13件増加し、ほぼ3日に1件の割合で検挙されていることが同署のまとめで分かった。「二日酔い運転」が20件と全体の43%を占め、適量飲酒に対する認識の低さが浮き彫りになった。
同署では、節度ある飲酒を呼び掛けるとともに、関係機関と連携し飲酒運転根絶の機運高揚へ取り締まりを強化する方針。
午前6時~同10時の出勤時間帯の検挙件数が20件となり、前年同時期の3件を大幅に上回った。
同署ではこの時間帯の検挙を、体内にまだ分解されていないアルコールが残っている、いわゆる「二日酔い運転」と見ている。
アルコールが体内に留まる時間は人それぞれだが、目安としては500㍉㍑の缶ビール1本では4時間、2本では8時間などといわれている。
同署では「『一晩寝たら大丈夫』という考えは間違い。飲酒運転は重大事故につながる。常に翌日の事を考えて、飲み過ぎない程度にするという生活習慣を確立してほしい」と訴えている。
検挙件数はそのほか、交通三悪の無免許運転は23件(昨年同時期25件)、速度違反は4件(同6件)と減少している。