宮高準V九州へ/県高校総体サッカー
宜野湾に0-1惜敗/粘り前面に「次につながる」
【那覇支社】県高校総合体育大会サッカー競技は9日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で決勝が行われた。宮高は宜野湾に0-1(0-1、0-0)で敗れ、初のインターハイ出場は成らなかった。今大会、宮高はPK戦を制したり、延長で逆転勝利を収めるなど、粘り強い試合を展開。関係者は「絶対に負けないという気持ちは次に生かせる」とたたえた。準優勝の宮高は宜野湾とともに九州大会へ出場する。
宮高は前半終了間際、右サイドの隙間を突かれ、クロスからのボールを押し込まれ先制点を許した。
後半、風上に立った宮高は、ミドルシュートなどで積極的にゴールを狙ったが宜野湾の堅いディフェンスに阻まれ涙を飲んだ。
上間良哉監督の話 失点は一瞬の隙を突かれた。隙を作らせないように個人技を磨き、チームでカバーをすることが課題。延長戦での勝利など、選手たちはタフに戦ってくれた。負けない気持ちや粘り強さは授業や学校生活をしっかりと整えて頑張った結果が出ているのではないか。
洲鎌勝汰キャプテンの話 力が出し切れなくて、そのまま時間が過ぎて終わった感じ。相手にうまくゲームをコントロールされた。まだまだ力不足で、精神面でも相手に負けた。今大会では周囲の人たちが支えてくれた。一丸となって戦い準優勝という結果が出せたと思う。
川満健校長の話 選手たちはよく頑張った。一戦一戦、宮高らしい粘りを発揮した。追い込まれても逆転しPKでも確実に勝った選手たちの心の強さを感じた。