鏡原で1時間に68㍉/6月の降水量としては最大
非常に激しい雨で道路冠水
宮古島地方は10日、鏡原(宮古空港)で午前10時44分までの1時間に68・0㍉の非常に激しい雨を観測した。6月の1時間当たりの最大降水量は2006年6月9日に63・0㍉を記録しているが、これを上回る降水量となった。各地の道路が冠水し、県道78号線の袖山入口交差点では、ばっしらいん駐車場前の道路に濁流のように雨水が流れ込み、道路が冠水、一時パトカーが出動し通行止めにする事態となった。
宮古島地方気象台によると、この雨は東シナ海にある梅雨前線に吹き込む南からの湿った空気の影響で、雷を伴った非常に激しい雨となった。
9日から競技が始まっている第32回全宮古中学校夏季総合体育大会でテニスと野球の屋外競技が雨のため延期になるなど市民生活に影響が出た。
スカイマークの宮古発着2便が雷雨のため欠航したが、その他の宮古発着便に大きな乱れはなかった。
10日午前0時から午後9時までの各地の降水量は次の通り。
▽城辺=132・5㍉
▽鏡原(宮古空港)=112・0㍉
▽下里(宮古島地方気象台)=75・5㍉
▽下地島空港=55・5㍉
▽多良間仲筋=92・0㍉