美ら島総体が開幕/県総合運動公園で開会式
29競技で熱戦スタート
「青天届く君の風 みなぎる闘志が夏に輝く」をスローガンに全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」の総合開会式が28日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で行われ、開幕した。来月20までの期間中、宮古島を含む県内各地で日本一を目指し全国から沖縄に集まった高校トップアスリートが熱戦を展開する。
開会式には皇太子さまも出席し、主役の高校生たちに対し、「日ごろ鍛えた技を十分に発揮し、互いに交流を深めて沖縄を知り、高校生活の素晴らしい思い出をつくってほしい」と述べた。
開会式は、沖縄尚学高校の生徒による空手演武で幕開けし、南から順に各県選手団が入場。47番目に沖縄県選手団が入場すると会場から大きな拍手が起こった。
大会長あいさつで、全国高等学校体育連盟の三田清一会長が「自信と誇りを胸に堂々と競技し、実力を遺憾なく発揮してほしい。そして、この大会が全国にさわやかな夢と感動を発信できる実り多い大会となることを希望する」と述べた。
選手を代表して、那覇西高校陸上部の宜保駿男子主将と宮城紫女子主将が「今まで抱き続けた夢のすべてをこの夏にかけ、共に汗と涙を流した仲間を信じ、支えてくれた人たちへの感謝を胸にこれまで磨いてきた力と技と明朗な精神をこの青天に届けることを誓います」と宣誓した。
祝辞では、川端達夫文部科学大臣が「全国から集まった仲間と大いに健闘をたたえ合い交流を深め、皆さんの一人一人が沖縄の夏に輝くことを期待している」とあいさつした。
また、仲井真弘多県知事と東門美津子沖縄市長が「沖縄の伝統と文化、歴史に触れ親しみ、その魅力を十分に味わってほしい」と歓迎の言葉を述べた。
そのほか、「美らPOWER」をテーマに公開演技が行われ、県内の高校生たちがマーチング、ダンス、郷土芸能を披露し開会式を盛り上げた。
宮古では県代表で伊良部高校が西原高校とともに出場する男子バレーボール競技が30日に開幕し、31日から競技スタートとなる。
また、きょう29日は陸上の棒高跳びに高里智樹君(宮工3年)が出場するほか、ボクシングには知念大樹君(同2年)が出場する。