「朝ドラ」生かした誘客促進へ/観光協総会
顧客満足度調査も実施
宮古島観光協会(豊見山健児会長)は13日、市内ホテルで第48回定期総会を開いた。NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を生かした国内誘客キャラバンの展開、観光客のニーズや動向を把握する「顧客満足度調査(CS調査)」の実施などを盛り込んだ2012年度事業計画を原案通り承認したほか、任期満了に伴う役員選任では豊見山会長を再任した。
12年度事業計画の基本方針は、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)や市、観光関連業、航空会社、旅行会社との連携をさらに強化する。
また、目標達成への方向性を合わせ、観光客の受け入れ体制の充実と、より効果的な誘客プロモーション活動を展開することなどを掲げた。
さらには、市から指定管理を受けた「ウィンディまいばま」の運営や海中公園のPRなど、観光振興へ向け宮古島のPRに一丸となって取り組んでいくことを強調した。
具体的には▽宮古、石垣共同誘客活動▽冬場のゴルフ誘致▽オリックス・バファローズ公式戦宮古島キャンペーン▽観光情報Webサイト「んみゃーち美ぎ島宮古島」による情報発信▽静岡県藤枝市との交流事業の推進―などの事業を実施し誘客を促進する。
イベント事業は「宮古島海族まつり」「全日本トライアスロン宮古島大会」「エコアイランド宮古島マラソン」などを展開し、宮古島を内外にアピールする。
研修事業では「接遇マナー講習会」「歴史・文化講習会」「外国人観光客の受け入れ研修会」などを開催し、受け入れ体制の充実を図る。
総会では議案の11年度事業報告や歳入歳出総額4699万円の同年度収支決算書、「一時借入金限度額の承認について」、「公益法人制度改革に伴う移行認可申請について」などを原案通り承認した。
総会の冒頭、あいさつした豊見山会長は、昨年の宮古島観光について、東日本大震災の影響を受けたものの、格安航空会社の参入などで入域観光客数は40万人を突破したと報告。その上で「今年は宮古島を舞台にしたNHKの朝の連続テレビ小説が始まる。宮古島が全国にPRされ、観光振興にも大きく寄与すると期待している」と述べた。