アロエ生産組合が再出発/コーラル社浮上けん引へ
新組合長に砂川肇さん
コーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)に原料を供給する宮古島アロエベラ生産組合が15日総会を開き、活動を再スタートさせた。旧下地町時代に発足した同組合は、2005年の市町村合併に伴い活動を中断していた。新組合長に砂川肇さん、副組合長に川満貞博さんが選任された。
砂川組合長は「再出発を機に、さわやかな風を起こし、素晴らしいアロエベラを生産する」と決意を新たにした。
米田隆己・コーラル社常務は「会社経営は、思うように売上を伸ばしきれなかった結果、債務超過の状態になった。特に昨年は、返済もしながらの仕入れ代金振り込みが困難となり、生産農家の皆さんに迷惑を掛けた」と陳謝。その上で、コーラル社浮上のためには、改めて生産組合と一枚岩になって、アロエベラ産地づくりをしていく必要があると、再出発の意義を強調した。アロエベラ商品が、学校給食に使われるなど、明るい材料が増えていることも報告した。
砂川会長は「人々の健康に役立つ製品を作るのが、私たちの仕事。高い志の実現のために、一緒に頑張っていきたい」と述べた。
上地廣敏市農林水産部長は、アロエベラには旧下地町歴代町長の特産品育成に掛ける思いがこもっていることを説明。今後に向けては、拠点産地づくりに一致団結して精進するよう、期待を込めた。
役員は次の通り。(敬称略)
【組合長】=砂川肇【副組合長】=川満貞博【書記会計】=上地清次【委員】上里豊一▽松永恵茂▽池村玄長▽砂川州廣▽大嶺健吉【監査員】湧川昇金▽川満清