岡山城東高320人と交流/池間小中
大規模民泊受け入れ
岡山城東高校(石井一郎校長)の2年生320人が3泊4日の日程で、池間島と狩俣において民泊修学旅行を行う。大規模校の生徒たちを歓迎し18日、池間小中学校(勝連常治校長)で歓迎交流会が催された。
交流会で池間小中校を代表して歓迎あいさつした児童会長の与那覇凪沙さん(小6)は「私たちの住む池間島は自然が美しく素晴らしい島。この島で思い出をいっぱい作ってほしい」と述べた。
同校生徒会長の西坂季恵さん(高2)は「台風が心配だったが、それを吹き飛ばすくらいの元気で、地元の人と最低50人の友達を作るつもりで、修学旅行を楽しもう」と呼び掛けた。
同校は昨年の全日本合唱コンクールで銅賞を射止めた名門校。池間小中の児童・生徒が校歌と校歌遊戯を披露すると、それに応えて岡山城東の生徒らは校歌と合唱を美しい歌声で披露した。
また、音楽部によるミュージカル「ももたろう」を舞台いっぱいに演じ、名門の大規模校と島の小中学生の交流会が続いた。
同修学旅行民泊受け入れを促進した宮古島観光協会の豊見山健児会長によれば、「離島体験交流推進事業」を活用し、2009年から民泊修学旅行の受け入れを開始したが、池間島で大規模な民泊を実施するのは今回が初めて。
豊見山会長は「沖縄本島の修学旅行受け入れは既に飽和状態にある。未活用の宮古への誘致を積極的に進めるよう旅行代理店などからも要望があり、誘致促進に力を入れたい」と話していた。今年、宮古には54校の民泊修学旅行の受け入れ予定があり今後、同協会では海外からの修学旅行も受け入れていく方針だ。