草笛や風車作ったよ/「子ども博物館」 昔遊びに挑戦
2回目となった「子ども博物館」(宮古島市総合博物館主催)が25日、博物館の研修室で行われた。今回のテーマは「昔の遊び道具を作ろう」で、親泊宗二さんを講師に草笛や風車を作った。子どもたちは、1枚の葉っぱから奏でられる曲に興味を示し、まず音を出すことに挑戦していた。
午前9時から始まった昔遊びは、親泊さんがあいさつ代わりに各校の校歌を草笛で紹介。子どもたちも挑戦したが、なかなか音が出ず、四苦八苦していた。平良第一小5年の親泊里奈さんは「草笛は難しい。でも少し音が出せるようになったので、これから頑張って歌が吹けるようになりたい」と話した。
この後、古新聞紙と紙コップを使ってけん玉づくり。丸めた紙をガムテープで巻きボールを作り、紙コップに入れる遊びに興じた。糸でボールと紙コップをつないで手軽に作れるけん玉にも挑戦した。最後は、アダンの葉で風車を作り、昔遊びに夢中になっていた。
5月の「史跡巡り」でスタートした子ども博物館の今年度の参加者は28人(対象者は市内の小学5、6年生)。来年2月までの予定は、8月の「宮古の水環境ー湧水の観察会」、11月に「チョマ糸づくり」、12月に「チョマ紙すき」、来年2月に「食べられる野草をさがそう・ジューシーづくり」となっている。