里親が播種作業学ぶ/市みどり推進課
平良さん作業工程を指導/実務会
宮古島市みどり推進課の里親実務会が28日午後、同課事務所裏の育苗ハウスで行われた。道路の里親に登録している団体の職員が参加し、市民運動実践協議会グリーン部会員の平良耕次郎さんから花の種の正しい播種方法を学んだ。
実務会は午後4時から行われた。グリーン部会の友利吉博部会長が里親制度の概要を説明した上で、花を無償で受け取ることができる事業(緑化ボランティア支援事業)の活用を呼び掛けながら、地域の一層の環境美化を促した。
この後、平良さんが播種作業について講話。夏場の草花の特徴と栽培方法を紹介しながら実践を通して播種作業の工程を説明した。
ヒャクニチソウの栽培で気を付ける点として「葉ではなく、根元にかん水すること」を挙げたほか、咲き終わった花はこまめに摘み取るよう勧めた。
そのほか、コスモスやニチニチソウ、マリーゴールドといった花々の栽培方法の説明もあった。参加者はメモを取ったり、平良さんに質問をしたりしながら作業工程を学び、それぞれの美化活動に生かすための知識を吸収していた。
宮古島市で登録されている里親は計39団体。それぞれ施設周辺の植栽升に花を植えるなどして地域の環境美化に貢献している。
里親が利用できる緑化ボランティア支援事業は2万円を上限に花や苗の支給を受けることができる。申請の受付先は市環境保全課。