海洋生物図書25冊を寄贈/琉大サンゴ礁生物研究会リーフ
活動終了で市と多良間村に
琉球大学サンゴ礁生物研究会リーフが29日、活動終了に伴い長年蓄えた部費で購入した海洋生物図書25冊(14万円相当)を市総合博物館と多良間村ふるさと民俗学習館にそれぞれ寄贈した。
市総合博物館で行われた贈呈式では、琉球大学教育センター非常勤講師の藤田喜久さんと卒業生の亀川奏子さんから、市教育委員会の川満弘志教育長と同民俗学習館職員の垣花昇一さんに図書が贈呈された。
川満教育長は「貴重な図書を寄贈してもらって本当にありがたい。大切に活用したいと思う。また、機会があればぜひ活動を再開してほしい」と述べた。
垣花さんは「藤田先生にはこれまでもいろいろお世話になってきた。今回寄贈された図書も多良間村のために幅広く活用したい」と感謝した。
亀川さんと藤田さんは「値段の高い図鑑などもあるが気にせずに子どもたちが気軽に手に触れていつでも楽しんで学べるように活用してほしい」と述べた。
リーフは、2004年4月に琉球大学の大学院生や卒業生の呼び掛けによって、現役学部生とともに設立されたサークル(部活動)。
昨年2月の活動終了に伴い、長年蓄えてきた部費については海洋生物図書を購入して地域の博物館に寄贈することとなった。
市総合博物館と同学習館には、リーフがこれまで研究を重ねてまとめた冊子「リーフブック」も25冊の図書に添えて寄贈された。