商標使用料は110万円/宮古島まもる君
交通安全啓発に充当/11年度
宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)はこのほど、宮古島まもる君の商標使用料をまとめた。2011年度の年収は110万円。菓子類など土産品や携帯ストラップ、ボールペンなどの日用品に宮古島まもる君が使われている。現在、宮古島まもる君を使用しているのは11社。使用料は交通安全思想の啓発や宮古島まもる君、まる子ちゃんの修繕費などに使われている。
主な支出は修繕費の約20万円、安全協会が無料で貸し出しているチャイルドシート62個の清掃など維持管理費に10万円。このほか飲酒運転根絶ののぼり旗やたすき、カレンダー作製の費用に充てられている。
宮里会長は「宮古島まもる君は交通安全のシンボルになっている。商標使用料は交通安全啓発の大切な資金源になっている。商標を使いたい人はぜひ正式に申し込んでほしい」と呼び掛けている。
商標使用には商品本体に交通事故防止への注意喚起を呼び掛ける標語や文言を入れることや、地域の活性化につなげたいとの思いから商標の使用許諾地域は宮古島内の販売のみに限定するなど6項目の条件がある。
使用料は年間販売額(税込み)によって異なり100万円未満が5万円▽100万円以上300万円未満が10万円▽300万円以上600万円未満が20万円▽600万円以上が30万円-となっている。
宮古島まもる君は1991年8月5日に誕生。現在、19基が多良間島を含む宮古圏域の交通安全に目を光らせている。