モニター募集で説明会/宮古島市「すまエコ」プロジェクト
一般家庭と事業所対象に
宮古島市が「すまエコ」プロジェクトと名付けた、全島エネルギーマネジメントシステム実証事業のモニター募集に関する説明会が12日、市役所平良庁舎で開かれた。午前は一般家庭、午後からは事業所が対象で、市エコアイランド推進課の担当職員が参加者に事業概要や実証を行う内容などについて説明した。
同実証事業は、島内の電力消費の実態を把握するとともに、モニターとなる家庭や事業所で使用電力量を表や数字として確認できるようにすることで、省エネ、節電への意識を高め、効率的な電力使用や再生可能エネルギーの最大活用などについて検証することが目的。事業期間は2014年度までで、モニター件数は家庭200件、大規模ビル5件、中小ビル20件を予定している。
同日午前11時から開かれた家庭対象説明会では、モニターとなった場合に取り組む実証内容として、①「スマートボックス」と呼ばれる使用電力計測装置を設置し、使用量を数値化する「電力使用量の見える化」の実施②測定データをもとに、各モニターの数値を集積するセンターから送信される節電目標「電力使用削減アクション」への取り組み③モニター同士などで情報交換をする「プロジェクトサイト」への参加-の三つがあることを担当職員が説明。「使用量を見えるようにすることで、楽しく省エネができると思う」とモニターとなるメリットを示した。
そのほか、応募条件として①市在住者②15年3月まで転居の予定がない③ネット回線があり実証実験用での使用が可能④各家庭の分電盤付近に縦32㌢、横28㌢のスマートボックスを設置できる-ことを挙げた。
モニター希望者は、必要事項を記入した所定の応募用紙に必要書類を添えて、市役所平良庁舎4階のエコアイランド推進課へ持参、または郵送、メール送信で提出を。応募締め切りは8月31日まで。
問い合わせは同課(代表電話72・3751)まで。