海中公園 入場者10万人達成
当初予想上回る/根間さん親子に記念品贈る
宮古島海業管理センターが管理・運営する宮古島海中公園海中観察施設の入場者が14日、10万人を突破した。昨年4月にオープンして以来、1年3カ月での達成は当初の予想を大きく上回るペースだ。多くの観光客が来場しており、宮古の観光振興の一翼を担う施設として定着している。10万人目の入場者は平良狩俣に住む根間幸苗さん親子。同園のスタッフから盛大な祝福を受けるとともに、航空券やクルマエビなど記念品の贈呈を受けた。
海中観察施設は、海中に設置された施設の窓から海中の様子を観察することができる。色とりどり、大小さまざまな魚を目にすることができるため、観光客だけでなく多くの地元住民も足を運んでいる。
入場者はオープン12日目で1万人を達成。オープン約1年後の今年3月末には8万人を突破し、運営計画で見込んでいた5万人を大きく上回った。それから約3カ月後に10万人を達成しており、この人数から割り出す1カ月平均入場者は6450人となった。
予想を大きく上回るペースでの10万人達成について海業管理センターの豊見山健児社長は「宮古の観光関連施設の協力に加え、旅行社などへのPR活動の成果が表れたと思う」などと要因を話す。その上で「当初予定の入場者をはるかに上回る入場があり、とても喜んでいる」と話した。
入場10万人目の根間さんは娘の笑那ちゃん(5)、愛加ちゃん(1)を連れて来場した。祝福を受け「とてもうれしい。近所に住んでいるので磯遊びにはよく来るのですが、海中観察施設は2回目」と喜んだ。
海中公園全体の魅力として「子どもでも海の中を見ることができるし、ここはロケーションが素晴らしいと思う」と話した。
海中公園の前原新吉園長は「多くの観光客や地元の住民の皆さんが足を運んでくれて万人を達成することができた。スタッフ一同とても喜んでいる。これからも地元住民や観光客の皆さんが癒やされる施設、楽しめる施設として頑張っていきたい」と語った。
同園海中観察施設の入場料は一般通常料金が1000円、高校生800円、小中学生は500円。6歳未満は無料。地元住民は島民割り価格として一般通常料金が500円、高校生400円、小中学生300円。