期日前投票所増やして/市選管委員 投票率アップで市長に要望
市選挙管理委員会の真栄城稔委員長らは21日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、11月11日告示、28日投開票予定の県知事選で期日前投票所を旧市町村の5カ所に設置するよう要望した。真栄城委員長は「高齢者が多いことから、期日前投票所を増やせば投票率は上がる。過去の実績でも明らか」と述べ理解を求めた。
今月行われた参院選での期日前投票所は、市役所平良庁舎と同伊良部庁舎の2カ所に設置した。市選管によると事業仕分けで国が全額負担する委託費が縮減されたため、期日前投票所を増やすには、市の持ち出し分が増える可能性がある。下地市長は「(5カ所に設置すると)どのくらい予算がかかるか試算してほしい。(市議会)9月定例会で補正予算として上程できるかどうか財政課とも相談して決めたい」と述べた。
真栄城委員長はまた、現在、市役所平良第二庁舎(旧宮古支庁舎)2階にある市選管事務所について、「参院選では不在者投票をする有権者が100人以上いた。現在の場所だと階段の上り下りなどで高齢者や車いすで訪れた人たちに不便を来している」と述べ、平良庁舎への移転を要望した。下地市長は「検討してみる」と述べた。
池村新一、下地賢吉の両委員も同席した。