佐渡山彩奈(宮高3年)全国3位
高校女子ウエイトリフティング選手権
第14回全国高校女子ウエイトリフティング競技選手権大会は21日、三重県亀山市の西野公園西野体育館で行われ、48㌔級に出場した宮古高校3年の佐渡山彩奈が3位となった。佐渡山は「表彰台に上がるという目標は達成した」と喜んだ。渡慶次晃監督は「緊張する中で、しっかりと記録を残してくれた」とたたえた。
大会には各県代表23人が出場。規定2種目(スナッチ、クリーン&ジャーク)でそれぞれ3回ずつ試技を行った。
佐渡山は最初のスナッチで失敗。2回目で55㌔を挙げ、3回目には自己ベストの58㌔に挑んだが失敗した。
クリーン&ジャークは自己ベスト(66㌔)を更新する70㌔をマーク。スナッチと合わせたトータルで125㌔を挙げ3位に入った。
佐渡山は宮古毎日新聞の電話取材に「1本目を確実にいこうと思ったが失敗し、これが最後まで響いた。悔しい気持ちはあるが、表彰台に上がれたので目標は達成したと思う」と語った。
「もうすぐロンドンオリンピックが始まる。世界の一流選手たちの重量挙げを見て、フォームなどを研究したい」と意欲的。「大きな大会で緊張したが、ベストは尽くした。宮古で応援してくれた人たちに感謝したい」と話した。
渡慶次監督は「大会を数多く経験し、雰囲気に慣れ自信が付けば記録はもっと伸びる」と述べ、まだまだ成長する余地があると評価。今後は本人と相談しながら、全日本ジュニア大会などへの出場を予定しているという。
佐渡山は、今年3月に開催された全国選抜で4位、6月の県高校総体ではトータル124㌔で自己ベストを更新し優勝、全国大会出場を決めた。23日午後に帰島する予定。