手術室に興味津々/宮古島徳洲会病院
医師目指す生徒に体験セミナー
宮古島徳洲会病院(酒井英二院長)は21日、第3回宮古島ジュニアドクター体験セミナーを同病院で開催した。将来医師を志す中学生と高校生14人が参加し、手術や内視鏡、救急の3部門の医療行為を模擬体験した。
参加した生徒たちは医師の指導を受けながらメスを握り、内視鏡を操作するなど実際の医療の現場に興味津々の様子で担当医師の説明に聞き入った。
手術室の模擬体験では、生徒たち手術用のガウンに着替え、緊張した表情で手術室に入った。
手術前の手洗いの仕方など消毒の重要性について学んだ後、使用する手術用具や機器の説明を受け、実際に生徒たちはメスで豚肉を切開したり、針と糸で縫合したりと手術の基本を学んだ。
手術の模擬体験を行った下地克尚君(平良中3年)は「手術室は入っただけで緊張した。実際に手術を行う医師はもっと緊張すると思う。将来は医師になりたいと思っているのできょうはいろいろなことが学べて良かった」と話した。
同セミナーは、地域の医療を支える人材を地元から育てることを目的に、毎年実施し今回で3回目。