倫果樹園 最優秀賞(県知事賞)/第5回マンゴーコンテスト
生産農家の意欲向上に/下地一武さん優秀賞(総合事務局農水部長賞)受賞
那覇支社】第5回県マンゴーコンテスト(主催・県果樹フェスティバル実行委員会)が22日、浦添市の県中央卸売市場せり場で開かれ、宮古島市から出品した倫果樹園(我如古常雄代表)の作品が最優秀賞(県知事賞)を、下地一武さん=上野=の作品が優秀賞(内閣府沖縄総合事務局農林水産部長賞)を受賞した。関係者は宮古島産マンゴーの同コンテストでの上位入賞は、今後の生産農家の意欲向上につながると喜んだ。
同マンゴーコンテストは県内のマンゴー生産者(個人・法人)で、概ね10㌃以上の経済栽培を有する農家を対象に出品作品を募り、アーウィン種マンゴーを2㌔㌘化粧箱に果実5個を詰めて出品し、その出来栄えを競う。
今回は全県から50点、宮古地区から5点が出品され、審査で高い評価を受けた作品から最優秀1点、優秀4点、優良4点の計9作品を選んだ。審査は外観審査、荷姿審査、内容審査を行い、糖度のみならず、玉揃いや箱詰めの良否なども厳正に審査する。
表彰式であいさつした砂川博紀実行委員長は「マンゴーは本県を代表する熱帯果樹として、栽培面積、収量ともに着実な増加を続けており、今後とも県内外の消費者需要に応えていきたい」と述べた。審査結果1位で、最優秀賞を受賞した倫果樹園代表者の我如古さんは、栽培歴3年で、国の就農支援事業としてマンゴー生産に取り組んだ。受賞の喜びを「初出品で立派な賞をもらい驚いている。今後も品質の良いマンゴーの生産に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
栽培歴4年で優秀賞を受賞した下地さんは「賞をもらえるとは思っていなかったので、本当にうれしい。賞に恥じないよう、もっと勉強し頑張っていきたい」と受賞を喜んだ。