伊志嶺さん英検準1級に合格
宮高2年連続、2級には10人合格
宮古高校2年の伊志嶺百々子さんがこのほど、実用英語技能検定(主催・日本英語検定協会)の準1級に合格した。大学中級程度の力が必要とされる難関の検定。同校では、1999年に2人が合格して以来、4人目の合格者で、昨年に次いで2年連続合格者。2級合格者は砂川敬祐君ら10人。24日、記者会見した川満健校長は「県は、英語立県を目指し、英語力に強い生徒育成に取り組んでいる。今回の検定合格は素晴らしい」と生徒たちの頑張りをたたえた。
準1級の試験内容は1次試験(筆記とリスリング)と2次試験(面接形式のスピーキングテスト)。伊志嶺さんは、ALT(外国語指導助手)のレスリー・クロスターマンさんから指導を受け、スピーチ力などを向上させた。海外でのホームステイの経験はない。
伊志嶺さんは「将来の夢は医者。国際的に活躍する医者となり、世界を駆け回りたい。準1級合格は通過点。大学に進学してから1級に挑戦したい」と意欲を燃やす。
クロスターマンさんは、2年の任期を終え、26日に米国に帰国する。「任期中に準1級合格者が2人出てうれしい。本人の努力が最も優先されるが、私自身にとっては誇り」と振り返った。
砂川君は「両親から『2級に合格して良かった』と褒められ、とてもうれしかった。これからも勉強・スポーツに頑張って両親を喜ばせたい」と決意を新たにした。
合格したのは次の皆さん。
【準1級】伊志嶺百々子(2年)【2級】下地百恵(2年)宜保百絵(3年)上里涼太(同)平良花恵(同)下地蘭(同)砂川敬祐(同)平良夏海(同)渡久山海里(同)仲間美乃里(同)宮國美羽(同)