11年度564本を植樹/美ぎ島グリーンネット
育樹含め延べ460人参加
緑づくりのボランティア組織「美ぎ島宮古グリーンネット」(会長・下地敏彦市長)の第7回通常総会が25日、宮古森林組合で開催された。会員は個人229、団体の計285。2011年度は保良地区の564平方㍍に、テリハボクやフクギなど566本を植えた。参加者は延べ85人。育林は5回行い、254本を補植。8058平方㍍の下草刈りなどに、延べ372人参加した。12年度も植樹を2回、育樹活動を5回予定している。
あいさつで下地会長は、美ぎ島ネットが昨年の県緑化コンクールで功労賞を受賞したことや、今年2月に「沖縄、ふるさと百選」交流部門に認定されたことを報告。「緑化活動の模範と認められ、受賞したことは会員の奉仕活動のたまもの」と感謝した。12年度もたくさん木を植えて、育てる活動を進めたいとし、一層の協力を求めた。
11年度の活動では、セブンイレブンみどりの基金助成事業を活用して、児童生徒対象の「生き物の道バスツアー」や、職員の視察研修なども行った。
補助金・助成金は①セブンイレブン記念財団みどりの基金助成事業(153万1000円)②キヤノンMJ「未来につなぐふるさとプロジェクト」(47万9485円)③県緑化推進委員会(199万円)-などがあった。
グリーンネットの発足は、03年9月に襲来した台風号で農作物や農業施設、ライフラインなどに甚大な被害が出たのがきっかけとなった。
同災害を教訓に、県の農業関係出先機関のトップらで構成する宮古地域農業推進会議が、災害に強い島と花と緑に包まれた「美ぎ島」づくりを提唱、これに市民や団体が賛同し05年6月8日発足した。
年会費は個人1口2000円、団体が同1万円。同ネットでは、多くの市民、団体の加入を呼び掛けている。