建物北面がお目見え/新宮古病院
進ちょく率45%/工事急ピッチ 来年5月開院へ
来年5月の開院に向け、急ピッチで工事が行われている新宮古病院。県病院事業局県立病院課が27日に発表した6月末現在の工事の進ちょく率は45%。現在は、建物北面の外観の一部がお目見えし、充実した医療提供を待ち望む島民の期待が膨らんでいる。
7月の主な工事工程は、5、6階部分の躯体工事、内装仕上げ工事、設備配管・配線、ダクト工事となっている。
現在の宮古病院は、本館と管理棟は築30年以上、新館と精神病棟も約25年経過し老朽化が著しく駐車スペースが狭いことから、新病院は、こうした課題の解決や地域医療の充実を目的に建設する。
駐車スペースは、現在の240台より110台多い350台分を確保した。
総事業費は、約68億円を見込む。鉄筋コンクリート造りの6階建で、最高高さが33㍍。延べ床面積2万409平方㍍。建築面積が6183平方㍍。工事は國場組・古波蔵組・大成土建共同企業体などが請け負っている。
診療科は20科目で、合計病床数は277床(うち個室55床)を予定。NICU(新生児特定集中治療室)は、現在の8床を10床に増やす。院内は低層部(1、2階)の外来・中央診療ブロックと、高層部(3階以上)の病棟に大別する。