22団体7200人動員目指す/オスプレイ配備反対宮古大会
第2回実行委開く
米軍普天間飛行場で計画されている垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」の配備に反対する宮古地区大会(主催・同実行委員会)の第2回実行委員会が1日、市中央公民館で開かれ、賛同22団体の代表らが同地区大会の大会決議案などを確認し承認した。宮古地区大会では7200人規模の動員を見込んでいる。
今月5日に宜野湾市海浜公園で開かれる「県民大会」と同時開催で開かれる宮古地区大会は下地敏彦市長を筆頭代表に、下地昌明多良間村長、平良隆市議会議長、西平幹村議会議長、島尻清子宮婦連会長、根間修連合沖縄宮古地区協議会議長が共同代表を務め、沖縄本島での大会と同日同時刻にスタートする。
実行委であいさつした下地村長は当初、宜野湾市での大会参加を予定していたが、「宮古、多良間が一丸となって危険な配備計画に反対しなければならない」として宮古地区大会での参加を表明した。
長濱政治副市長は「同じ県民、同じ人間としてオスプレイ配備は断じて容認できない。日本政府はどこを見ているのか。反対の声を突き付けていこう」と呼び掛けた。また、富永元順市議会副議長は「県民の心をないがしろにするような配備に反対していかなければならない。米軍はこれまでも、何らかの理由を付けて宮古空港、下地島空港に米軍機を着陸させた」と述べ、同空港も同様にオスプレイに使用される可能性を示唆し反対を訴えた。
奥平一夫県議の進行で第2回実行委は進められ、地区大会プログラムやカンパの方法などの確認を行った。また、大会当日は「熱中症」対策のため救護班を設置するなどの事務局からの報告があった。
県民大会と同時開催で行う超党派の宮古地区大会は2007年9月の「教科書検定意見撤回を求める宮古郡民大会」以来、およそ5年ぶり。同日の第2回実行委では砂川勝哉平和運動センター宮古島議長の掛け声でガンバロー三唱を行い、大会成功を誓い合った。