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教育・文化 社会・全般
2012年8月7日(火)9:00

「有罪」か「無罪」か

子どもたちが模擬裁判体験/那覇地裁支部主催


参加した子どもたちがそれぞれの役割を演じて行われた模擬裁判=6日、那覇地方裁判所平良支部

参加した子どもたちがそれぞれの役割を演じて行われた模擬裁判=6日、那覇地方裁判所平良支部

 那覇地方裁判所平良支部(竹村昭彦支部長・裁判官)の「夏休み親子見学会~裁判のしくみを知ろう!」が6日、同支部で行われた。見学会には児童生徒9人と保護者6人が参加し、裁判所の仕事や裁判の仕組みについて学んだ。


 模擬裁判体験では、参加した子どもたちが裁判官、検察官、弁護士の役割をそれぞれ演じ、裁判の仕組みについて学んだ。

 模擬裁判で想定した事件は、あるデパートで商品の陳列棚から男が素早く引っ込めた手を上着のポケットに入れたように見えたとして、売り場担当者が陳列棚を確認したところゲームソフトが無くなっているのに気付く。

 その男に担当者が声を掛けると突然、ゲームソフトを棚に戻して逃げ出そうとしたことから、事務所に連れて行き、警察署に通報して警察官に引き渡して起訴となった。

 裁判では弁護側が無罪、検察側が有罪の主張を展開。別室で行われた評議では参加した子どもたち9人が見解を述べ合った。

 9人の意見は当初、無罪7人に対し、有罪は2人だったが意見を出し合うにつれて有罪の主張が増え4人となった。協議の結果、多数決で無罪判決となった。

 模擬裁判終了後は竹村裁判官が講評を行い「評議では皆さんがそれぞれしっかりと自分の意見を出し合っていたので良かった。一つの事件でも人によって見方、評価が違うことが学べたと思う」と話した。

 参加した子どもたちは模擬裁判を通して、事実を見極めることの難しさや、「有罪」「無罪」を判断することの大変さを学んでいた。


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