12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2012年8月8日(水)9:00

共済加入牛 年間577頭死亡/11年度宮古地区

胎児・子牛75%占める/事故低減し農家所得向上へ


総会では事故低減のための勉強会を実施する方針が示された=7日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

総会では事故低減のための勉強会を実施する方針が示された=7日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

 県農業共済組合の家畜共済加入牛のうち、2011年度に宮古地区で事故死した牛は577頭に上ったことが、7日の宮古郡家畜損害防止対策協議会(渡真利等会長)の総会で報告された。宮古家畜市場の1カ月分の上場頭数に匹敵する。渡真利会長は「12年度は事故低減を図り、農家所得を向上させるため勉強会を実施する」と方針を示した。


 死亡牛の成牛、胎児・子牛別内訳は胎児・子牛が437頭と多く、全体の75%を占めた。死因は肺炎や下痢、虚弱などがほとんどという。成牛が140頭(24%)だった。

 共済加入牛に占める死亡牛の割合を示す被害率は2・8%。07年度(2・2%)から3年連続伸び続け、10年度は3・1%に達した。11年度は、前年度と比べ0・3ポイント低下した。

 宮古の年間死亡牛頭数は共済に加入していない牛も含めると、1000頭に上ると推測されている。

 県と共済組合は、子牛の肺炎や下痢予防のためにワクチンや駆虫薬の経費を助成している。負担割合は県が3分の1、共済組合3分の1、残りが農家負担。宮古家畜診療所(電話72・7113)で受け付けている。

 宮古郡家畜損害防止対策協議会は、口蹄疫などの海外悪性伝染病の侵入防止や家畜の事故低減などを目的に、2000年9月に発足した。

 渡真利会長は、口蹄疫は近隣諸国で今なお続いており、いつ侵入してもおかしくない状況と指摘。今後とも「毎月20日の消毒の日を励行する必要がある」と強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!