社会・全般
2012年8月12日(日)9:00
きょうだい2人が溺れる/友利インギャー
観光で遊泳中、男児意識不明
10日午後2時45分ごろ、城辺友利の通称「インギャー」で海水浴をしていたきょうだいが相次いで溺れ、救急車で病院に運ばれた。5歳の男児は意識不明の状態で、自衛隊機で沖縄本島南部の病院に搬送された。宮古島署では「意識が混濁しているとの報告を受けている」と話している。高校1年の姉(16)は肺に水が入ったが意識はあり、現在は食事が取れるほどに回復しているという。
警察と消防によるとおぼれた2人は埼玉県深谷市から両親と一緒に宮古島に観光に来ていた。
4人は湾内で泳いでいたが、きょうだいは遊泳中に何らかの理由でおぼれたと見られる。
両親が2人を砂浜に引き上げ、周囲にいた人が消防に通報した。
当時、宮古島地方は波浪注意報が発表されており、沿岸海域では波の高さが2・5㍍に達していた。
消防によると、当時湾内で遊泳している人は多かったという。
警察が事故に至った原因などを調べている。