環境・エコ
2012年8月15日(水)9:00
真謝漁港周辺に赤土
3漁協、県に解決策要請へ
平良の真謝漁港近くの公有水面が陸上からの赤土流出で汚染されているとして、3漁協(宮古島、伊良部、池間)は今月中に県に解決策の協力を得るため要請することにしている。13日、宮古島漁協の小禄貴英組合長が明らかにした。
赤土混じりの水は、6月上旬~8月上旬にかけて降った大雨の時に陸上から流出。沿岸域の一区間は赤茶色に汚染された。
3漁協の関係者らは「陸上で産業廃棄物最終処分場(安定型)整備に向けた沈砂池を整備している。そこの沈砂池に設けられた土管から赤土水が流されたのが、海の汚染の原因」と指摘している。
県は2009年3月12日、同処分場の開発で宮古環境保全センターに林地開発を許可した。同センターでは、工事現場からの赤土流出は否定し、周辺土地からの流出と主張している。
3漁協側と同センター側との言い分は平行線。3漁協では、今後県、同センターを交えた話し合いの場を設け、海の汚染防止を図りたい考えを示している。