漂着物をアートに/海洋調査研
大賞は「デイサービスいけむら」/コンクール入賞者を表彰
海洋調査研究会(宮国泰男会長)主催の第10回漂着物アートコンクール入賞表彰式が19日、狩俣地区の宮古島海中公園で行われた。宮国会長が大賞に選ばれたデイサービスいけむらの佐久田博之さんらに賞状と副賞を贈った。全入賞者は、賞状を手に晴れ晴れとした表情を見せていた。
コンクールは、海岸愛護思想の普及が目的。参加者らは、宮古の海岸に流れ着いた漂着物を採取し、創意工夫の作品を製作し、応募した。作品79点の応募があり、昨年の作品31点より48点多かった。
作品は13~18日まで同公園で展示。来場者が気に入った作品を選んで投票し、人気の高い得票順に各賞を決めた。
宮国会長は「例年より多い79点の作品応募があった。学校単位の応募があり、良い傾向だ。市の支援で『アートコンクール応募作品集』を作った。この作品集に載っている作品を参考に来年以降も応募してください」と述べた。
賞状を手にした佐久田さんは「職員と施設利用者が一緒になり、約2カ月掛けて完成させた作品。大賞の喜びを全員で分かち合いたい」と会心の笑みで語った。
入賞者は次の通り。
大賞=デイサービスいけむら「ティラノザウルス」▽準大賞=久貝ゆかり「シーサー」▽宮古島市長賞=古謝竜樹・頼一「浜辺の女の子、スタンド」▽宮古島観光協会長賞=楚南早紀・拓哉「フラワーシェードランプ、シェードベイス」▽JTA賞=東幹男「天空に舞う、桜舞う」▽宮古テレビ賞=野崎真寛「希望」▽ホテルアトールエメラルド宮古島賞=仲間杏寿・萌音「海藻アート1、2」▽漁港漁場協会賞=砂川たかあき「波乗り野朗」▽優秀賞=川満恵俊「タイコ」、前浜まさひろ「サーフィン」、同(ファミリー賞)=下地ヒナル・美寧「ダフィー、キャラクターボール」、狩俣愛希・美咲「ワイルドだろー、この応援ロンドンまで届け」▽同(団体賞)=西原小学校(砂川優美、仲間美優他)「小人の家と小さな帽子、ガタガタサンゴのまち他」▽海中公園賞=野原苑佳「海の贈り物」、仲間聖華「動物園」、同(ファミリー賞)=瑞慶山義愛・慈深・叶夢「貝の鳥、海野クリスマス、緑のわくせい」▽入選=渡久山涼香、中田翼、ふじたあみ、ずうずうクラブ、同(ファミリー賞)=奥原里奈・駿弥、謝敷拓斗・英里、佐和田優華・すずか、池村美空・かのん、久貝せら・のあ、楚南大成・浩平、砂川英巳・恵理子