エコプロジェクトを紹介/宮総実環境班
アジア各国の若者を前に
【那覇支社】東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心としたアジア14カ国の若者と本土、沖縄の若者が東アジアの中心に位置する沖縄に一堂に会し、20日間の共同生活の中で地球規模の環境問題を学び、相互理解、友情、人的ネットワークなどを育む目的で「2012年度アジアユース人材育成プログラム」(県文化観光スポーツ部主催)が今月8~24日まで開催された。アジア諸国から27人の若者が参加した。同プログラムに宮古総合実業高校環境班の生徒4人が参加し19日、エコプロジェクトについてのプレゼンテーションを行った。
英語でのプレゼンを行ったのは、下地徳智君(3年)、川田翔平君(同)、比屋根舞さん(2年)、嘉手苅聖茄さん(1年)の4人。「小さな宮古島の100年後の命の水と食を守る」と題して、同校で取り組んだ硝酸性窒素などの地下水汚染を食い止める施肥などの研究成果を取りまとめて発表した。各国の若者から同プレゼンの内容は関心を持たれ、多くの質疑応答が行われた。
発表を終えた部長の下地君は「慣れない英語が伝わるか緊張したが、練習成果が出せてよかった。もっと英語を勉強して、うまく話せるようにしたい」と感想を述べた。
指導にあたった前里和洋教諭は「自らが取り組む研究内容を分かりやすく英語で表現できていた。100点の出来栄えだ」と生徒たちの発表をたたえた。