催事中止にがっかり/週末台風、市民生活に影響
日程調整に四苦八苦
台風14号が遠ざかったと思いきや、今度は15号が接近し、25日昼前にも宮古島地方が強風域に巻き込まれる恐れが出てきた。台風の影響で週末に予定されていた行事が軒並み延期や中止に追い込まれた。楽しみにしていた子どもたちは中止の決定にがっかり。主催者はスケジュールの調整に追われた。空港では観光客らが出発便を早い便に変更するなど混雑。漁港では出漁を見合わせた漁船が陸揚げされたり、ロープで固定されるなど台風接近に備えた。平良-多良間を結ぶフェリーは3日連続で運休するなど、市民生活に大きな影響が出ている。
宮古厚生園の「納涼祭」は今年は取り止めとなった。毎年、エイサーやフラダンス、民謡ショーなどでにぎわいを見せるが、担当者は「利用者やその家族、地域の人たちも楽しみにしていたのに残念」と話した。
ふれいあいの里「納涼祭」も中止に。設置された特設舞台は24日に撤去された。同所では「スケジュール的に今後の開催は厳しい。中止せざるを得なかった」とがっかりした様子だった。
25、26の両日開催予定だった鏡原学区陸上競技大会は9月1、2日に延期。1日は旧盆送り日となっており、同体協事務局では「日程的にやむを得ない。選手の集まり具合が心配だ」と話している。
宮古青少年の家主催の「親子海浜活動Ⅱ」は7、8組の親子が参加しシーカヤックやシュノーケルなどを楽しむ予定だった。9月2日に延期するが、当初2日間だった日程は1日短縮を余儀なくされた。