SKY24日から減便/那覇・宮古
5往復から3往復に
昨年9月、沖縄那覇-宮古路線を就航させて格安運賃の火付け役となったスカイマーク(SKY)が、9月24日から同路線を減便することを決めた。現行5往復10便の運航を3往復6便に変更。減便の理由について同社広報部は機材繰りを挙げ、「当面3往復6便の運航になる」と話した。SKYの参入で格安運賃が続く那覇-宮古路線。SKY減便の余波が注目される。
減便に伴い、SKYの9月24日以降の運航は那覇発が午前9時15分、午後1時10分、同4時30分。宮古発は午前10時45分、午後2時40分、同6時となる。現行ダイヤの那覇発午前8時15分の始発や、宮古発午後8時25分の最終便など計4便の運航がなくなる。
同社によると、SKYの那覇-宮古の搭乗率は、就航時の昨年9月と翌10月は50%台を維持した。しかし11月から40%台に落ち込むと、今年1月には30%台に低迷。新年度4月以降も30%台が続いている。
同じ路線を持つ日本トランスオーシャン航空、全日空も格安運賃を導入したために価格競争が激化、SKYは利用客の取り組みに苦戦しているようだ。
同社広報部は減便と搭乗率の因果関係を否定しないものの、大きな理由は「全体的な路線の見直しの中での機材繰り」と説明した。
現行の5往復便に戻す可能性については「ないとは言えないが当面は3往復のままになる」と話した。
8月31日現在、同社の9月24日以降の宮古発-那覇着の運賃は「宮古割」で片道4100円(同28日以降3800円)、普通運賃は同9500円となっている。