真栄城さん声楽で2位/長江杯国際音楽コンクール
【那覇支社】第15回長江杯国際音楽コンクール声楽部門(一般の部B)で宮古島市出身の真栄城孝さん(70)が第2位に輝いた。真栄城さんは那覇市在住で声楽を始めて6年目。声楽家の伊江朝明さんに師事した。「諦めないで続けたことが良かった。次は1位を目指したい」と抱負を語った。11月に東京で行われる入賞者披露演奏会に出場する。
同コンクールは8月12~19日にかけて東京と大阪で同時に開催。今年は国内外から274人が参加した。
真栄城さんが出場した声楽部門は1位~6位、優秀賞、入選の計12人が入賞したが、1位は該当者がなく、真栄城さんの2位が同部門では最高の成績だった。
初のコンクール出場で、テープによる1次審査を経て本番ではオペラのアリア(歌曲)を歌った。
真栄城さんは8月30日、宮古毎日新聞社の取材に「60歳を過ぎてからの夢として、自分にどこまでできるかチャレンジした。異国の言葉で思い切り自分をさらけ出して歌えることが声楽の魅力」と語った。
レッスン仲間とのジョイントコンサートや施設を訪問してのコンサートを中心に活動を展開する計画だが、真栄城さんは「夢はいつでも大きく、小さな風呂敷を目一杯広げることが信条。将来の目標は、カーネギーホール(ニューヨーク市マンハッタンにあるコンサートホール)で歌うこと」と話した。