歩道再び崩れる/真謝漁港近く
地下水脈の影響で地盤が緩んだせいか、平良字西辺の真謝漁港入口付近の歩道が2日までに再び崩落した。歩道の斜面下方では沈砂池を整備中で、地表面は保水性の良い灰色粘土のジャーガル土壌。一帯は、地下水脈が溜まりやすい土壌になっており、新たな崩落が心配されている。
県道83号(保良西里線)のアスファルト歩道の一区画は先月上旬、台風の影響による長雨で崩落した。長さ約25㍍、最大幅約10㍍に及び、コンクリート擁壁とともに崩落した。
崩落現場から道路を挟んだ上部は、地元西辺では田原と称する田んぼの跡地。この跡地の地下水は崩落した歩道の地下に流れている。歩道の地中には宮古土地改良区の農業用水管が埋設されており、崩壊が続くと農業用水管の破裂が予想されている。
県は最初の崩落後、歩道を通行止めし、防水シートで現場を覆った。しかし、
再崩落で、土砂や玉石がシートを破って一部はむき出しに。今後大雨が降った場合、さらに大量の土砂・玉石の流出恐れがある。
沈砂池完成後に、産業廃棄物処理施設(最終処分場安定型)工事が着手されることになっている。