肥満、多量飲酒改善へ/多良間村
委員長に仲宗根氏選任/がんじゅうたらま推進委
【多良間】がんじゅうたらま21推進委員会が4日、多良間村中央公民館で開催された。国や県の健康づくり運動に伴う多良間村健康増進計画に基づく組織で、村内の各団体・組織の代表ら20人で構成。委員長に仲宗根正宮古福祉保健所長、副委員長に伊良皆光夫副村長を選任した。
多良間村では心疾患や糖尿病が多く、原因に肥満を指摘。運動不足や多量飲酒も問題視されている。
委員会は、これらの健康問題の改善に向け①自分の健康は自分で守るという意識啓発②正しい生活習慣の実践③適正飲酒④運動する人の増加促進-などを柱に活動に取り組む。
下地昌明村長は冒頭、「どうすれば健康な村づくりができるか皆さんの意見、知恵を出し合い取り組んでいただきたい」とあいさつした。
仲宗根委員長は「5年間の実績を踏まえ、後期に向けて地域に根ざした取り組み方を皆で話し合っていくことが大切。後期は、健康に対する意識を高めていきたい」と話した。
事務局が計画の概要や、村の統計、事業実績を報告。各組織や団体の活動状況やこれまでの評価なども報告された。
「がんじゅうたらま21プラン」は、健康づくりの輪を広げ、すべての村民がいきいきと質の高い健やかな生活を送れる村づくりを目指し、2009年度に始まった。計画は、18年度を最終年度とする。