広報誌発行、HP開設/市教委
積極的な情報提供へ/教育長「開かれた教育行政目指す」
市教育委員会(川満弘志教育長)はこのほど、同委員会の施策を市民に広く紹介するための広報誌「ゆいのひろば」を発行、合わせてホームページ(HP)も開設した。積極的な情報提供で①市民の意見を重要施策に反映させる②市民のニーズに対応した教育施策の展開③保護者や地域住民の信頼を得る-ことなどが目的。重点施策の一つに掲げていた。川満教育長が5日、記者会見し「開かれた教育行政を目指していきたい」と活用を呼び掛けた。
3日に発行した広報誌第1号は、市子ども劇団の団員を表紙にし、教育委員会の組織や業務内容、市の教育ビジョンなどを詳しく説明。市こども劇団の立ち上げ公演や少年団体リーダー研修会にもスポットを当てて紹介している。
発行に当たり川満教育長は「教育行政を推進するに当たって、今のレベルを良しとするのではなく、常に1㍉でも2㍉でも仕事の質を高めていくことをモットーにする」と決意。その上で、「行政と市民の信頼関係を構築するには、行政が取り組んでいることを広く市民に公開することが重要」と発行の意義を強調している。
広報誌はA4判サイズ、8㌻。2カ月に1回360部発行。平良、城辺、上野、下地、伊良部の各庁舎や図書館、公民館などに設置する。
また、市の公式HPが5日付でリニューアルしたことに合わせ、同市HPの一部として同委員会のHPを同日付で開設した。
HPには市の教育振興基本計画の概要や幼・小・中学校の運動会の日程、市奨学生2次募集要項などが掲載されている。
従来までのHPは情報量に乏しく、教育関連の情報が特定しづらかった。同委員会は「今回のHP開設で、教育関連の記事に絞り込むことができる。従来より分かりやすく、内容を充実させることができる」としている。