安心街づくり歌で訴え/交安協、推進協
「まる子ちゃん」ソング完成/あす発売、普及目指し発表会
宮古島地区交通安全協会がCD制作を進めてきた交通安全啓発ソング「宮古島まる子ちゃん」がこのほど完成し、9日に発売が開始される。宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会の宮古ちゅらさん運動普及促進ソング「ワイドー!美ぎ島」も収録されており、両団体は歌を通して交通安全思想の普及と安心な街づくり活動の充実を図る。7日には宮古島市役所平良庁舎で発表会が開かれ、関係者が事件事故のない美ぎ島宮古の実現に向けて決意を新たにした。
宮古島まる子ちゃん、ワイドー!美ぎ島ともに、アイランダー・アーティストの下地暁さんが作曲を手掛けた。まる子ちゃんの詞は下地さんが書き上げ、ワイドーは市民の応募作品の中から選んだ。まる子ちゃんは2人組ユニットの「パニパニJr」、ワイドーは同じく2人組ユニットの「Kukuru~心~」が歌う。
警察人形のまる子ちゃんは昨年8月に誕生した。大人気「宮古島まもる君」の妹として内外で人気を集めている。そのまる子ちゃんを活用して一層の交通安全思想の普及を図ろうと交通安全協会が下地さんに作詞作曲を依頼、このほどCDが完成した。制作費は同協会がチャリティーゴルフなどを開催して捻出した。
ワイドーは、かぎすま安全なまちづくり推進協議会の2012年度事業の一環で取り組んだ。ちゅらさん運動の柱となる①ちゅらひと②まち③ゆいづくり-を基本に歌詞を公募した。
発表会で宮古島市の長濱政治副市長は「この素晴らしい歌でちゅらさん運動が盛り上がる。みんなで広めて交通安全、安心な街づくり思想の啓発に役立てていきたい」と喜んだ。
交通安全協会の宮里敏男会長は「まる子ちゃんの歌を全国に響かせ、交通安全活動を充実させたい」などと決意。宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は「いろいろな活動でこの歌を活用したい」と意欲を示した。
宮古島署の宮城英眞署長は「この歌が全国に響きわたり、安心な宮古島がPRできれば観光振興にもつながる」とCD発売に伴う波及効果を期待した。
発表会ではパニパニJrやKukuru~心~が完成した楽曲を披露した。会場に集まった関係者はロック調のテンポで安全運転を呼び掛けるまる子ちゃんの歌や、民謡を基調とするワイドー!宮古島を聞きながら交通安全思想の普及と防犯活動の充実を誓った。
CDは当面、島内のCD販売店や宮古島交通安全協会などで販売される。